(邦題)カスパル・ハウザー

ニュルンベルクに、彼は寄る辺もなく古びた服を着てやってきた
彼は何もわからないので黙ったまま
彼の出身すらもわからなかった


人々は驚き、彼の秘密を暴こうとした
彼らにとっては、獣と人のあいのこのおかしなクラウンにすぎなかったのだ


彼はカスパー・ハウザーと名づけられた
カスパー・ハウザーは一文字も言葉がわからない
その左手に手がかりを持っていたのに、彼の秘密はわからぬままだった


彼らはカスパーを養育しはじめた
カスパーが自分の言ったことを、自分達よりもはるかにわかっているのではと疑いながら
だから彼らは彼に対して心を開くことはなかった


もしかしたら、カスパーは王子だったのかもしれない
王座を追われて、偶然に命からがら逃げ出した
人々は彼が死んだものと思ったのだ


ある日カスパーが家に帰ってきた
脇腹をナイフで刺されて
彼は今までそうだったように…孤独の中で死んだ
なぜ、どうして殺されなければならなかったのか…それは誰にもわからない
なぜ、どうして殺されなければならなかったのか…それは誰にもわからない


彼はカスパー・ハウザーと名づけられた
カスパー・ハウザーは一文字も言葉がわからない
その左手に手がかりを持っていたのに、彼の秘密はわからぬままだった




(ドイツ語歌詞をカタカナに起こしたもの)

エァ ヴァ ヒルフロス ウント ツェァルムプト
アルス マン イーン イン ニューァンベルク ファント
エァ フェアシュタント ニヒツ ウント ブリープ シュトゥム
ザイネ ヘァクンフト ウンベカント

ディ メンシェン ハーベン イーン ベシュタウント
ザイン ゲハイムニス ツォク ズィー アン
エァ ヴァ フュァ ズィ アイン バスタード ウント アイン クラウン
ハルベス ティァ ウント ハルバー マン

カスパー ハウザー ハット マン イーン ゲナント
カスパー ハウザー デァ カイン ヴォルト フェァシュタント
エァ トルーク アイン ツァイヒェン イン デァ リンケン ハント
ドホ ザイン ゲハイムニス ブリープ ウンベカント

マン エァツォク イーン ナハ ウント ナハ
ドホ マン ハッテ デン フェァダハト
エァ ヴァイス メア アルス エァ ウンス ザークト
ドルム ネームト オイヒ フォァ イーム イン アハト

フィライヒト ヴァ エァ アイン ケーニヒゾーン
デン マン ウム デン トロン ベトローク
ウント エァ イスト ドゥルヒ ツファル ヌァ エントフローン
ウント ズィ グラウプテン エァ ザイ トート

ドホ アイネス タークス カーム カスパー ハウザー ハイム
ミト アイネム メッセーァシュティヒ イン ザイナー ブルスト
エァ シュタルプ ゾー ヴィ エァ インマー ヴァ アライン
ヴァルム ウント ヴィ ハット カイナー イェ ゲヴスト
ヴァルム ウント ヴィ ハット カイナー イェ ゲヴスト

カスパー ハウザー ハット マン イーン ゲナント
カスパー ハウザー デァ カイン ヴォルト フェァシュタント
エァ トルーク アイン ツァイヒェン イン デァ リンケン ハント
ドホ ザイン ゲハイムニス ブリープ ウンベカント



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