この話は百年戦争後のフランス王国とブルゴーニュ公国をモデルにしたパロディ創作となっています。
~主な舞台となる国~
ブノレゴーニュ公国……現在の地球で言うところの西欧、北はベネルクス三国から南にロレーヌ(ロートリンゲン)、
ブルゴーニュ地方まで広がる豊穣の地。当時のヨーロッパ諸国の憧れの大都会である。
この土地でも、そのリッチさにヨー口ッパ中が憧れているらしい。
フラソス王国……百合の王国。最近イソグラソドとの百年にわたる壮絶なようでそうでない戦争を終えた
ばかりである。救国の女傑ジャソヌ・ダノレクが記憶に新しい。
~人物紹介~
=フラソス・ヴァ口ア家=
(゚Д゚,,) 偽ドーファン・ギイ(顔文字・ギコ猫)
立派な中年だけどいちおう主人公。きわどい冗談が好きらしい。
モデルはフランス王太子(ドーファン)ルイ・ド・ヴァロア。のちのフランス国王ルイ11世である。
フラソス王太子だが父王との仲は悪く、ほぼ絶縁状態。
権謀術数をもって父王の王位簒奪を狙うも、力及ばず敗退。
父王に自領・ドーフィネを攻め落とされ、ほうほうの体で親戚筋にあたるブノレゴーニュ公のもとへ亡命した。
豊かな公国ブノレゴーニュへ来てからというもの、日に日に太ましくなってきている。
(^Д^ )フラソス王(顔文字・タカラギコ)
モデルはフランス国王シャルル7世。ギイの父親である。息子には厳しいが愛人のアニェス・ンレノレにはものすごく甘い。
忌まわしき百年戦争を終わらせ「勝利王」とのちに呼び習わされることになる彼だが、跡継ぎ息子の反骨
精神に頭を悩ませている。このたびついに息子に怒りの鉄槌を食らわせるためにドーフィネに進軍したが、
王太子ギイは『ブノレゴーニュ公の提唱する十字軍派遣を手助けする』と舌先三寸で彼を言いくるめてから
すたこらブノレゴーニュに亡命してしまった。
(ゝω・)vアニェス・ンレノレ(顔文字・キャピ)
モデルはアニェス・ソレル。
フラソス王の愛人いわゆるラマン。
いちいちオーバーリアクション&ハイテンションで誰に対しても馴れ馴れしい。
喋り方や物腰に反して頭の回転は素晴らしく良い。
相手の油断を誘うためにわざとウザい女を装っているという説もまことしやかに囁かれている。
自分を目の敵にする王太子ギイを内心とてもうざがっており、いかにして邪魔なギイを王太子の位から
追い落とすか日々画策しているらしい。フラソス王を後ろで操っているのはこのアニェスだ、というのが
八゜リっ子の間の定説と化している。
( ゚ー゚)マノレグリット(顔文字・血色の悪いしぃ)
モデルはスコットランド王女マーガレット・ステュアート。
ヌコットラソド王女。遠路はるばるフラソス王太子ギイに嫁いできた。
フラソスに渡ってきてからはマノレグリットと呼ばれている。趣味は詩作。
夫のギイに無意識に恐怖心を抱き、義父のフラソス王に懐いている。
('A`)ツ゛ャメ・ド・ティエー(顔文字・ドクオ)
モデルはフランス王シャルル7世に仕えるブルターニュ貴族ジャメ・ド・ティエー。
フラソス王に仕える軍人さん。自分で一度こうと思ったことは曲げない、頑固一徹な性格をしている。
自分に正直で思ったことをすぐに口に出してしまうため、色々な噂の発信源になることが度々ある。
=ブノレゴーニュ家=
(*゚∀゚) ツャ口レ伯・ツャルル(顔文字・つー)
ギイより10歳年下の、もうひとりの主人公。
モデルはブルゴーニュ公シャルル突進公。
性格は浅慮・軽率・怒りっぽいの3拍子。彼が心を許す相手は母と妻と娘のみ。
フラソスから亡命してきている王太子・ギイとはどうもウマが合わないらしい。
(*゚ー゚) ブノレボソ侯女・ぃざべる(顔文字・しぃ)
モデルはブルボン侯女イザベル・ド・ブルボン。
ツャ口レ伯妃。ブノレボソ家からブノレゴーニュ家のツャ口レ伯ツャルルに嫁ぎ、穏やかな結婚生活を送っている。
性格は穏健・優雅・物静かだが、ツャルルが君子らしからぬわがままを言ったりしたときなどは怒鳴りつけてでも
「君主の正道」に引き戻すことを辞さない。数少ないツャルルの理解者である。
ブノレゴーニュ公と同じくスタンド使い(スパイス・ガール)らしい。
(゚ー゚*)マリ一(顔文字・ちびしぃ)
モデルはブルゴーニュ女公マリー。
後に数奇な運命を辿る事になる、ツャ口レ伯夫妻の娘。
( ・ω・) ブノレゴーニュ公妃(顔文字・ッパ)
モデルはブルゴーニュ公妃/ポルトガル王女イザベル・ド・ポルテュガル。
ツャルルの母親。ひとり息子のツャルルを溺愛している。
夫のブノレゴーニュ公曰く『最も疑り深い女』。しかしその疑り深さを招いたのは夫自身の浮気性ではなかったか。
夫と息子との仲の悪さはここ最近の悩みの種。
( ´・ω・`) ブノレゴーニュ公(顔文字・ショボーン)
モデルはブルゴーニュ公フィリップ善良公。
ツャルルの父親。亡命してきた王太子ギイを匿う。
還暦を過ぎてもまだまだ元気な、恰幅のよい人。得意料理はチャーハン。
妻曰く「ド変態」、ツャルル曰く「国家機密モンの変態野郎」、ギイ王太子曰く「ドスケベ」。
噂によると20人以上のミストレスがいるらしい。
彼が怒ると、スタンド(スティッキィ・フィンガーズ)を発動したり呪文を唱えられたり等とても恐ろしいことが起きる。
=ブノレゴーニュ家に仕える貴族や市井の人、そして聖人=
( ^ω^)ポ一卿(顔文字・内藤ホライゾン)
モデルは金羊毛騎士フィリップ・ポー。
ブノレゴーニュ公失踪事件の時には大活躍して公を見つけ出した。
ブノレゴーニュ公の忠実な家臣であり、呑み友達でもある。
(兄^ω^)(^ω^弟)ク口ワ兄弟(顔文字・内藤ホライゾン)
モデルは金羊毛騎士アントワーヌ・ド・クロワとシメイ領主ジャン・ド・クロワ。
右がアソトワーヌで左がヅャン。お互いにドッペルゲンガーのようにそっくり。
根っからのフラソス貴族であり、ブノレゴーニュ公国内の親フラソス派最大勢力である。
反フラソス派(つまりフラマソ貴族派)のツャ口レ伯を苦々しく思っており、事あるごとに衝突を繰り返す。
先日起こったブノレゴーニュ公とツャ口レ伯の大喧嘩も実はこのク口ワ兄弟が原因。
この事件におけるツャ口レ伯のク口ワ家に対する強硬な態度に、兄弟もツャ口レ伯に取り入ることを諦めて
ギイ王太子に接近を試みているようだ。
( ´ω`)アソベルクール伯(顔文字・内藤ホライゾン)
モデルは金羊毛騎士兼アンベルクール伯ギイ・ド・ブリモー。
ブノレゴーニュ公の忠実な家臣で、ツャ口レ伯ツャルルと仲が良い。
『聞いて泣かないものはいない』と言われるほど朗読が巧い。
( ・∀・)ユゴネ一卿(顔文字・モララー)
モデルはブルゴーニュ公国大書記官ギヨーム・ユゴネー。
ブノレゴーニュ公の忠実な家臣で、現大書記官ニコラ・ロラソのもとで見習いとして勉強中。
ツャ口レ伯ツャルルと仲が良い。
( ^ω^)その他大勢(顔文字・内藤ホライゾン)
基本的に第三者はみんなブーンでvipなノリ。
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( ゚∀゚)オリヴィエ・ル・ダソ(顔文字・ジョルジュ長岡)
モデルはフランス国王ルイ11世の理髪師オリヴィエ・ル・ダン。
おっぱい好きだが腕は一流のカリスマ理髪師。『オリヴィエ先生のおっぱい美容室』なる店を構えている。
フラソドル中に響く評判を聞きつけたギイが彼の美容室を予約したのが縁で、後にフラソス王家に召抱
えられることになる。
|゚ノ ^∀^)レモーヌ(顔文字・レモナ)
ツャルルが市場で出会ったたおやかな美女。聞くところによると強く逞しい王子様のような婿を捜しているらしい。
( ´∀`)モナー(顔文字・モナー)
レモーヌが市場で買った人語を解する白猫。鳴き声が『オマエモナー』。
後にツャルルがレモーヌから貰い受け、邸で育てることになる。
l从・∀・ノ!リ人レモーヌの妹(顔文字・妹者)
流行病に斃れ死去した、レモーヌと同名の妹。姉から溺愛されていた。
(G^ω^)聖ゲオルギウス(顔文字・内藤ホライゾン)
モデルはローマ帝国の軍人ゲオルギウス。
キリスト教徒迫害により殉教するが、後に列聖された。
アンティオキアの王女をドラゴンから助けたとかなんとかあらぬ尾鰭が付けられて語られる。
ツャ口レ伯ツャルルが憧れる聖人だが、名前を訛られて呼ばれることを極端に嫌う。
ジョージでもジョルジュでもジョルジョでもホルヘでもゲオルクでもユーリィでもなく、『ゲオルギウス』
と呼べと言い張り、訛ったが最後怒りの雷挺で攻撃してくる迷惑な聖人である。
=ブノレボソ家=
(´ー`)ブノレボソ侯(顔文字・シラネーヨ)
モデルはブルボン侯シャルル1世。ぃざべるの父親。
のんびりした喋り方からマターリ系かと思いきや、王太子時代のギイを叛乱に誘い込んだこともある
なかなかのつわもの。その穏やかな風貌からそんな過去は全く読み取る事が出来ない。
( ゚ω゚)ブノレボソ侯妃(顔文字・ニャンポコー)
モデルはブルゴーニュ公女アニェス。ぃざべるの母親。
ジャソ無畏公の末娘で現ブノレゴーニュ公の妹。
ツャ口レ伯が生まれたときに彼の代母を務めている。そのせいか甥に対する『ちゃん付け』の癖が抜けない。
兄に対する態度がこの上なくでかい。
=イ夕リア・サブォア家=
(‘∀‘ )サブォア侯女・ガナロット(顔文字・ガナー)
モデルはフランス王妃シャルロット・ド・サヴォア(カルロッタ・ディ・サヴォイア)。
父・サブォア侯の勝手な決断でやもめのフラソス王太子ギイと結婚させられる。
最初は「どうしてこんなよくわからない人と結婚を…」と少々渋り気味だったが、ギイの贈ってきた『ドーフィネ名産
イルカ飴』(フルーツキャンディ詰め合わせ。一袋に一つだけ超酸っぱいレモン味入り)につられてほだされる。
ブノレゴーニュ公の誘いではるばるとサブォアからギイのもとへ輿入れしたものの、ある事件がもとで記憶喪失に。
しかしギイと召使いの協力によりめでたく記憶を取り戻す。
( ´_ゝ`)サブォア侯(顔文字・フーン)
モデルはサヴォア侯ルイ(サヴォイア侯ルドヴィーコ)。
フラソス王太子ギイと娘のガナロットを結婚させる。
しかしフラソス国王親子の仲の悪さは完全に予想外だったらしく、フラソス国王の機嫌を取り結びつつ
婿となった王太子への対応を迫られるという危ない綱渡りを余儀なくされている。
フラソス国王の機嫌を損ねてはならないと、ガナロットを王太子のもとに送ることを拒んでいたが
ブノレゴーニュ公の要請でようやく重い腰を上げて娘をブノレゴーニュに向かわせた。
( ^ω^)ガナロットの召使い×3(顔文字・内藤ホライゾン))
ガナロットの輿入れ旅行にお供してブノレゴーニュに赴くが、途中で山賊に襲われほうほうの体でかの地に
たどり着いた。それぞれピエト口・クリストフォ口・ジ口ラモという名前。