~ウェイクフィールド近郊・サンダル城にて~
(´^Д^)「救援はまだか?」
(兵^ω^)ゝ「ヨーク公、遠くのほうに部隊の影が見えますお!」
(´^Д^)「きっとソールズベリーの義父上の部隊だな!よしネディ、外に出て合流しよう」
( ・ー・)「オッケー!」
ウェイクフィールド方面へ向かって進軍するさなか、ずっと微妙な表情をしていたラトランド伯がヨーク公に向かって話しかけた。
( ・ー・)「ねぇ父上、城を出たときからず~っと気になってたんだけどさ」
(´^Д^)「なんだ、パンくずでも付いてたか?」
(;‐ー‐)「いや…下がさぁ。ぶっちゃけ、靴、間違えてる…」
(;´^Д^)ゝそ「ハッ!私としたことが部屋履きの靴のまま来てしまった」
(;'ー`)「わー戦場にサンダル履きとかありえなーい(棒)」
(´^Д^)「まぁ履物ごとき、戦の勝敗を決めるものではないし…別にいいだろ」
(^ω^;兵)Ξ「ヨーク公!すぐにお引き返し下さいお!」
(´^Д^)「どうした、そんなに慌てて?」
(^ω^;兵)「あの部隊はソールズベリー伯じゃなくてサマセット公ヘンリー・ボーフォートですお!
ヤバいですからすぐにここからお逃げくださいお!」
(;´^Д^)「なん…だと…」
(|||゙ー゙)ゝ「あーあ、ここまで来たら無理だって。向こうに軍旗見られてるよ、絶対バレてる…」
頭を抱えたラトランド伯、目を白黒させているヨーク公、焦りまくる伝令の周りをランカスターの軍旗が取り囲んだ!
(`ω´兵(゚ω゚兵)バーン!「引っかかったなヨーク公リチャード!
誘い込んだ甲斐があったというものだ、おとなしく投降しろ!」
(#´^Д^)「なめるな!私はイングランド王位継承者ヨーク公リチャード、逃げはするが投降はせぬぞ!
追ってくるというならこの手で迎え撃つまで!」
(;・ー・)つ「父上!6000対48000とか圧倒的不利だよ、ここは戦いは避けて逃げよう!」
(´^Д^)ノ「ネディ、お前はほかの皆を連れて逃げろ。
私なら大丈夫だ、ランカスター方を適当に蹴散らしてから退却するから」
(;・ー・)「上はいいけど下サンダルだよ?あと脛当も忘れて鎖タイツ丸見えだし」
(´^Д^)9「私とて対仏戦を潜り抜けてきた騎士、立派に戦ってみせるさ」
(`ω´兵(゚ω゚兵)「国王陛下に仇なす逆賊ヨーク公リチャード…投降せぬというのならお覚悟!」
(´^Д^)つ=||ニニニフ「かかって来い、フランス戦も知らないヒヨッコ騎士ども!」
<ガッシ!ボカッ!
(;・ー・)つ=||ニニフ+「父上、僕も一緒に戦うよ!」
両手剣をふるったラトランド伯だったが、将帥はいとも簡単に剣撃をはじき返してしまった!
∠ニニニ||=⊂(`ω´兵)「初陣の青年ごときに負けるなど騎士の名折れだ!とうっ!」
(;>ーヽ)「くっ…」
(#´^Д^)「ネディ!無理はするな、私が全員片付ける!」
(゚ω゚兵)「所詮は多勢に無勢!もはや完全包囲されているのがわからんのか!」
(#´^Д^)そ「何ぃっ!?」
(`ω´兵)「終わりだ!」
⊂(;´^Д^)つ「形勢不利か…ネディ、ほかの皆!ここは私が食い止めるから今のうちに逃げるんだ!」
(・ー・;)「わかった父上、また後で会おうね!」
ラトランド伯は向かってくる兵士たちに応戦しながら、傷だらけになって橋上までたどり着いた。
(・ー・;)「この橋を渡りきったところに修道院があったはずだ!」
(@ヘ@ )バーン!「残念だったな。逃げ道はあらかたふさいでおいたのだよ」
ミ(;・ー・)「む、その旗印はジョン・クリフォード男爵か」
クリフォード男爵と呼ばれた男は無言でうなずき、両手剣を構えた。
<ニニニ||=⊂(@ヘ@ )「先の戦いでは一族郎党のほとんどをヨーク方にやられたゆえに…
ラトランド伯、貴方のお命を頂戴いたす」
(;‐ー‐)「……慈悲など求める気はない。さっさと向こうへ連れていくがいい」
(@ヘ@ )「…御免!」
ラトランド伯が討たれたちょうどその頃、ヨーク公もまた力尽きて地面に倒れ伏していた。
((###)Д(#)「む、無念…!ぐふっ…」
(兵^ω^)^ω^)「ヨーク公を討ったぞー!」
<うおおおお!!ランカスター万歳!国王陛下に栄光あれ!
こうしてウェイクフィールドの戦いはランカスター軍の勝利で幕を閉じたのだった…