( *゚∀゚)「で、話っていうのはいったい何なんだ?手短に話してくれよ」
( ´・ω・`)「うむ、実を言うとお前を呼びにやる前にぃざべる侯女を見かけたのだ。
お付きの者とはぐれたみたいで、よそ様が見てもオロオロしているのが丸わかりだった」
( *゚∀゚)「なんでそこでオヤジが助けに行かなかったわけ?」
( ´・ω・`)「愚か者め。こういう困ったときだからこそ許婚者たるお前の出番だろうが!
お前がぃざべる侯女のそばについていてやることが大切なのだ」
( ;゚∀゚)「む、なるほど」
( ´・ω・`)「まあその困っているぃざべる侯女がうろうろしてる位置と、お前の席の位置が
近くてな。これまた好都合ということで一策講じさせてもらった」
( *゚∀゚)「オレにウソの時間を教えて、ぃざべる侯女とぶつかるようにセッティングしたわけか」
( ´・ω・`)「うむ、その通りだ。わしの一言がなかったらお前はぃざべる侯女と会わずに
このキジパーティーを過ごすことになったやもしれんぞ、さあわしに感謝しろ」
( ゚∀゚)「アリガトウゴザイマス チチウエサマ」
( ´・ω・`)「さてさて…」
ブノレゴーニュ公は地面のジッパーをジジジ~と開けて、ぃざべる侯女を解放した。
( ´・ω・`)「ぃざべる侯女、こういう事情だったわけだがお分かりいただけたかね?」
(*゚ー゚)「ああ、早とちりで攻撃してしまい申し訳ございません!」
( ´・ω・`)「いやいや、言わなかったこちらにも非はある。すまんかったな。
さてと…集合時間まであと1時間弱ある。それまで二人で存分にイチャつくがよいぞ」
( *゚∀゚)(*゚ー゚)「ワーイ!!」
( ´・ω・`)「ただし一線を越えてはならんぞ」
(*゚∀゚)(゚ー゚*)「………………」
( ´・ω・`)「 越 え て は な ら ん ぞ … 」
(;゚∀゚)(゚ー゚;)「ハイ…」
ブノレゴーニュ公は足早にパーティー会場に戻っていった。
ブノレゴーニュ公の背中を見送ると、二人は早速ベタベタしはじめた。
(*゚∀゚)「ぃざべるさん…今のオレたち、きっと世界で一番幸せかも」
(^ワ^*)「わたくしもそう思ってたところですわ!ツャルルさま、絵で見たとおりのとっても頼もしそうな
騎士らしい殿方で…わたくし、初めてお会いしたとき…とってもうれしかったですわ」
そう言うとぃざべるはツャルルの体に身を凭せ掛けた。
(*゚∀゚)「~~~~~~~♪♪!!!!」
(^ー^*)「ツャルルさま、逞しい体をしてらっしゃいますのね」
更にぃざべるはツャルルの首に白くほっそりした腕を絡めてきた。
(*゚∀゚)(ムヒョヒョ~!!柔らかい手、細い指先が首すじにぃ~~~~!!)
(^ー^*)「ねえツャルルさま、あなたのお顔をよく見せてほしいですわ」
そう言うとぃざべるはツャルルの顔を両手で挟んで、自分の方に向かせた。
(*゚∀゚)(ホッ…ホアァァアア!!!)
(゚ワ゚*)「空の色ですわ~!なんて綺麗な青い目…」
(*゚∀゚)「ぃざべるさんの目も綺麗な茶色をしてるよ!夕暮れの空みたいだね」
そう言いながらツャルルはぃざべるの頬をつついた。
(*゚∀゚)「ほっぺもぷにぷにしてて柔らかいや。くちびるもぐみの実みたいに紅くってぷるぷるしてるんだね」
ツャルルはいったん言葉を止めて、ぃざべるをじっと見つめた。
(゚ワ゚*)「?」
(*゚∀゚)「あの、ちょっとでいいから、め、目を…閉じていただけますか、ぃざべるさん」
(^ー^*)「こうですの?」
ツャルルはぃざべるの顎を指先ですこし持ち上げた。
(*゚∀゚)「ぃざべるさん、少しの間だけ苦しいかもしれないけど、我慢してね」
(^ー^*)「???」
ツャルルはぃざべるの唇に静かにくちづけた。
(゚ワ゚*)(!?)
(*゚∀゚)(ああ、ぃざべるさん、ぃざべるさんっ…!)
だが甘やかな雰囲気に包まれる二人のもとに残虐な魔の手が迫っていた!
|)
|ω・`)ヒョコッ
|( ´・ω・`)
ブノレゴーニュ公が『ツャルルが何かやらかすのではないか』と心配して戻ってきたのだ。
((((#´・ω・`)))「ツャ~~~~~ル~~~~~~~ル~~~~~~~~………」
こめかみには血管が浮き出て、ブノレゴーニュ公は怒りで顔を真っ赤にしている。
(;゚∀゚)(ちょwwwwwwこれで既に一線なのかよwwwwwwwww)
Σ(゚ー゚;)(お…お義父さま~~~~~っ!!)
戦闘準備万端のブノレゴーニュ公の背後に人型のオーラがゆらめく。
(#´・ω・`)「あたたたたたたたたたたたたたたたた(中略)たたたたたたたたたたたた!」
(#)∀゚#)「あべし!!」
ツャルルの顔は一瞬でボコボコになってしまった!
(;##)(#)(今度はケンシロウかよ!!!)
(゚ー゚;)「ツ、ツャルルさま~~~~!!」