ブノレゴーニュ公妃の提案の突飛さに、ブノレゴーニュ公はイナバウアー状態だ。
( ・ω・)「ちょっとあなた、ふざけてイナバウアーなんてしてる場合ですか」
(´・ω・`;)「ふざけてなどおらんわっ!なんなんだその提案は」
( ・ω・)「ツャルルとぃざべる侯女との好感度を上げるために決まってるでしょう」
(´・ω・` )「それにしても一足飛びすぎるだろ!何かあったらどうするんだ」
( ・ω・)「あなたじゃあるまいし…」
(´・ω・` )「ツャルルが奥手すぎるのを考慮しても、あいつとてXYだ!
XXのぃざべる侯女と一つ部屋でおやすみなんて、結果は火を見るより明らかだろう!」
( ・ω・)「全く! あ な た じゃあるまいし、そこまでいかないわよ」
(´・ω・` )「ポノレトガノレ生まれのラテソ系はこれだから困る!一体その楽天的な考え方はどこから来るのかと小一時間(ry
…わしはツャルルがぃざべる侯女を襲ってしまう方に100エキュ賭けるぞ!」
(#゚∀゚)「自分の子供を賭け事の対象にすんな!」
(#・ω・)「うちのツャルルに限ってそんなことにはなりません!」
(;゚∀゚)(…いや、それは保証しかねるけど)
少し不安に駆られているツャルルの袖をぃざべる侯女がつまんだ。
(;゚∀゚)「うん?」
(;゚ー゚)「あの、ツャルルさま…」
(゚∀゚;)「なんだい、ぃざべるさん」
(;゚ー゚)「も、もし一線を越えるようなことになっても、ど、ど、どうか乱暴にはなさらないでっ」
Σ(゚∀゚;)「はいぃ!?いえいえ、そんなことするつもりは欠片もございませんよ!」
(;゚ー゚)「……で、でも…夜は長いですし、いつそういう事態になる…か……」
(゚∀゚*)「いや、オレは…そんなつもりは………」
ツャルルは微妙に語尾を濁したが、顔が真っ赤になっている。
そしてあたりに気まずい沈黙がしばらく流れた。
(´・ω・` )「で、本当に同じ部屋で寝かせるのか」
( ・ω・)「ええ、そのつもりですわよ?」
(´・ω・`;)「……そうか…」
(・ω・ )「じゃあツャルル、ぃざべるさんを寝室まで案内しておあげなさい」
(;゚∀゚)「は、はぁい」
ツャルルはぃざべる侯女の細い手をとった。
(;゚ー゚))「ツャルルさま、ちょっと怖いですわ」
(゚∀゚;)「だ、大丈夫!騎士の名誉にかけて乱暴はいたしません!!」
ということでぃざべる侯女の手を引いて寝室に行くことになったツャルルであるが、
緊張のあまり寝室のドアを開ける彼の手は小刻みに震えていた。
ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ土器土器土器土器土器土器
(((((((( ;∀;))))(うあぁ、自分の心臓の音が早鐘みたいになってるよ…)
ツャルルは泣きそうになりながらベッドの上に横たわった。
((((((;゚ー゚))))「ツ、ツャルルさまあ…」
あとからぃざべる侯女が震えながらベッドの中に入ってきた。
(((( ;∀;))「なななななn、なんだいぃざべるさnっ」
(((;ToT))「ワタクシ…コ、コワイデスワ…」
(((( ;∀;))「オレも正直泣きたい…」
(((;TーT))「モウ、ナイテラッシャイマスワ」
ぃざべる侯女の言うとおり、ツャルルの潤んだ青い目から涙がだばだばと溢れ出している。
表情から普段の活発さがすっかり影を潜めており、とても情けない。
(((;゚ー゚))「ツャルルさま……こ、ここはさっさと眠るのが得策ですわ!」
(((( ;∀;))「でも目が冴えちゃって眠れないよ!
ぃざべるさんのことが気になってとてもじゃないけど眠れそうにないよーーー!」
(((;ToT))「わたくしもツャルルさまがおそばで身を横たえていらっしゃることを考えると
もう頭がフットーしそうですわーーーー!」
(((( ;∀;))「そうだ!こういうときこそもちついて…」
((( ;ー;))「お餅を搗いてどうするのです!落ち着いて、でしょうツャルルさま」
(((( ;∀;))「そうだった!いやいや、落ち着いて…」
((( ;ー;))「落ち着いて?」
(((( ;∀;))「 羊 を 数 え よ う ! ! ! ! 」
((( ;ー;))「それはナイスアイディアですわ!」
ひつじがいっぴき ひつじがにひき ひつじがさんびき ひつじがよんひき…
そして羊を10匹まで数えることもなく、二人は深い眠りに落ちていた。
( -∀-)「ぐう…」
(-o- )「zzz…」
部屋の前でどうなることかと心配顔で様子を伺っていたブノレゴーニュ公は、呆れ顔で隣の公妃に話しかけた。
(´・ω・`;)「あの状況で羊を数えただけで眠れるとはな…」
( ・ω・)「だから心配はいらないと言ったでしょう」
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