(゚ー゚;)「ぶ…無事ですの?」
目を覚ましたぃざべる侯女はキョロキョロと辺りを見回した。
(;゚∀゚)「うん、聖ジョルジュのご加護で無事に地上に降りられたみたいだ」
そのとき天上から一条の閃光がツャルルに向かって降り注いだ!
ガラガラガラッ、ピッシャアアアア~~~~ン!!
(;。∀゚)「むぎゃああ!!」
(゚ー゚;)「キャアアアア!!!!」
(G#^ω^)『ジョルジュじゃないお、ゲオルギウスだおぉっ!!!!』
(#)。∀゚)「………発音の違いで雷を落とすなんて、あ、あんまりだ…」
落雷ダメージを受けた傷だらけの体を引き摺りつつ、ツャルルはぃざべる侯女と一緒にブノレボソ邸へ向かった。
周りの木々の緑の香りや小鳥の囀りが心地よく、ツャルルとぃざべる侯女はマターリしたひと時を道中で満喫したのであった。
(*゚∀゚)「そよ風が涼しくて心地いいな~♪」
(゚ー゚*)「あ、あそこの泉はわたくしが子供の頃によく遊んでいたところですわ!」
(゚∀゚*)「わ~、水が透き通ってるよ。綺麗な泉だねぇ!ねえねえ、ぃざべるさん!そこの泉の畔に立ってみてよ」
(*゚ー゚)「??」
ぃざべる侯女はトコトコと泉の畔に歩み寄った。
(*゚∀゚)ノ「嗚呼ぃざべる侯女、清らかな泉の畔に立つ貴女の姿はまるで妖精の如く美しい」
そう言うとツャルルは即興でぃざべる侯女を称える詩を朗々と詠いだした。
騎士が恋する女性に詩を贈るのは当時のトレンドとはいえ、人が聞いたら確実に恥ずかしさMAXで赤面しそうな内容である。
(ノ//////)ノ「いえいえいえっ、よよ、妖精だなんてそんなっ…」
(*゚∀゚)ノ「遠慮することなんてないよ!ぃざべるさん、貴女の美しさは太陽すら恥じ入って雲間に隠れてしまうほどさ!!!!」
(*゚ー゚*)「そこまで言ってくださるなんてっ…でもやっぱり恥ずかしいですわ!」
(*゚∀゚)ノ「何を言うんだいオレのヘレネー!!」
(*゚ー゚*)「恥ずかしいからそれ以上言わないでほしいですわー!!」
エイッ(*゚ー゚)σ)*゚∀゚)プニッ
)*゚∀゚)「ちぇー、せっかく興に乗ってきて良い詩が出来そうだったのにぃー」
(*゚ー゚)「いくら良い詩が出来てもわたくしが恥ずかしくなってくるからダメなのですわ」
二人でこっぱずかしいやりとりを続けていると、そばの茂みから騎馬の初老の男性が現れた。
(´ー`)「おや~?やっとブノレゴーニュの祭りから帰ってきたのか~、ぃざべる~」
(*゚ー゚)「あっ、父上!」
偶然にも初老の男性はぃざべるの父親・ブノレボソ侯だった。
(´ー`)「どうだい、祭りは楽しかったかね~?」
(*゚ー゚)「ハイ、煌びやかな出し物がとっても多くて楽しかったですわ!」
(´ー`)「むむ~、そっちの青年は誰だね~?見ない顔だが~…」
ツャルルはサッと前に歩み出て、将来の舅となるブノレボソ侯に挨拶した。
(*゚∀゚)「ブノレゴーニュ公子、ツャ口レ伯ツャルルです」
(*゚ー゚)「わたくしが帰るときからずっと付き添ってくださいましたのよ」
ブノレボソ侯はふむふむと頷いた。
(´ー`)「なるほど~、道理でさっき聴こえた詩が雅やかで美しかったわけだね~」
(*゚∀゚)「アララ…キイテ イラッシャイマシタカ」
(;゚ー゚)「聴いてたんですか父上?!」
(´ー`)「ゆ~るりゆるりと、風に乗って聴こえてきたよ~」
ブノレボソ侯は柔和な微笑みを浮かべて二人を見やった。
(´ー`)「ところで~、ここで立ち話しているのもなんだから~、邸に戻ってゆっくりと過ごさないかね~?
もちろんツャ口レ伯、貴方も招待するよ~」
(*゚∀゚)「ありがとうございますブノレボソ侯!」
(*゚ー゚)「じゃあ行きましょうか、ツャルルさま♪」
騎馬のブノレボソ侯の後ろについて、ツャルルとぃざべるは手を繋ぎつつブノレボソ邸に向かったのであった。
ページをめくる