それぞれのマリッジブルー(ツャルル編・2)

(;・ω・)「ツャルル、本当に体の方は大丈夫なの?」
(゚∀゚*)「うん、全然平気だよ。ママンはオレのことを子供扱いしすぎだよ」
(;・ω・)「だって、殴打ならまだしも氷漬けなんて…」
( ´・ω・`)「わしは一応最低限の手加減はしたぞ?」
(#・ω・)「……………」

公妃はブノレゴーニュ公を無言で睨みつけると、ツャルルの肩に腕を廻して抱き寄せた。

(;・ω・)「ああ、本当にツャルルちゃんが無事でよかった!でもあなた、今回はいくらなんでもやりすぎだわ」
( ´・ω・`)「そうか?わしの息子なんだからこれくらいの耐久性はあって当たり前だと思うぞ」
( #・ω・)「なにが耐久性よっ、ツャルルはわたくしの 大 事 な 息子ですっ!!」
(;´・ω・`)「もう、すぐにヒステリックになるんだから…」
(;^ω^);^ω^);^ω^)(いや、今回は100%ブノレゴーニュ公に非があると思うお…)
(;・ω・)「こんな下らない喧嘩してる場合じゃないわ、大切なお話をしなくちゃと思って来たはずなんだけど…」

一瞬何かを思い出したような顔をした公妃は、ツャルルに向かって話を切り出した。

(・ω・ )「そうだわツャルル、ぃざべる侯女との結婚式についてなんだけどね」
(*゚∀゚)「秋予定だったっけ?」
(・ω・ )「ええ、10月ごろに挙式ということでむこうのお家にもお手紙をしたためておいたわ」
(・ω・ )「それで少し聞きたいことがあるんだけど…」
(*゚∀゚)「うん?」
(・ω・;)「結婚式の次の日の夜のことは、本当に大丈夫と言い切れるくらいに下準備はしてあるんでしょうね」
(*゚∀゚)「父上から指南書(なぜか役に立たない)を貰って一応目は通したけど…」
(・ω・;)「くれぐれもぃざべる侯女に対しては紳士的にね」
( ´・ω・`)「あんな状況で紳士的になれる男子が居るとは思えんが…」
(・ω・#)「変態男は黙らっしゃい!!」

ブノレゴーニュ公を一喝する公妃のわきで、ツャルルは不安げに目を泳がせている。

(;゚∀゚)「………………」
(;゚∀゚)(正直その場で紳士的に振舞える保証が全くない…)
(・ω・;)「むこうだってそういうことは慣れてないんだから、乱暴にするなんてご法度よ!」
(;゚∀゚)「……はぁい…」

ツャルルはなんだか妙な息苦しさを覚えていた。
母の長い説教のあとも不安は消えるどころか、むしろどんどん精神が侵食されていくばかりである。

(|||゚∀゚)(俺、もうだめかもしんない)



ページをめくる