TSK主要人物紹介

ルイ・ド・ヴァロア…The Spider Kingの主人公。のちのフランス国王ルイ11世。
              キャベツ頭で足が不恰好で鳩胸。でも歌はうまい。
              どうもオカルティックな人・もの・現象に惹かれやすい体質
             (とかくゲンをかつぐ性格や作中の臨終描写から判断)らしい。

マーガレット・ステュアート…ルイの最初の奥方。The Spider Kingの序盤から中盤にかけてのヒロイン。
                   スコットランドのステュアート王家からフランスに嫁いでくる。
                   たおやかで優雅で病弱で黒髪碧眼の美貌をもつ少女で、若くして亡くなり
                   ルイにとって永遠の理想の女性の肖像となる。
                   史実では金髪碧眼だが、作者の趣味からか髪色が黒髪に変更されている。

シャルロット・ド・サヴォア…ルイの2番目の奥方。The Spider Kingの中盤から終盤にかけてのヒロイン。
                   サヴォア(サヴォイア)公の娘で7歳かそこらでフランス王太子ルイに嫁ぐ。
                   たおやかなマーガレットとはまたタイプの違った、優しく思いやりのある少女。

ルイーズ・ド・ベトゥレーン…シャルロットの乳母。性格・容姿ともにまさしく『頼れるおかん』。

ルレット…シャルロットの女中。シャルロットの出産後は育児を任される。

シャルル7世…ルイの父親でフランス国王。新婚初夜を控えて緊張するルイの前で平気でシモの話をするあたり、
           デリカシーがなってないと思う。食事中とはいえ食べ物を口いっぱいにほおばりながら返事するのも
           マナー的にどうなのか(笑)

アンリ・ルクレルク…当初はフランス王に仕える砲兵として出てくる。後年ルイが即位すると重臣として重用。
              ジャンという息子もいて親子二代にわたりフランス国王に仕える。
              ひょっとしたらルクレールと読むほうが正しいのかもしれない。

オリヴィエ・ル・マルヴェ…ルイがブルゴーニュ公国に亡命した時分に知り合った腕利きの理容師。
                  歴史上はオリヴィエ・ル・ダン(本名はオリヴィエ・デ・ネッケレ、綽名はル・ディアブル…悪魔)
                  という名で知られている。髪やひげの手入れは勿論のこと、病気の診察やスパイ、暗殺もできる。

ブルゴーニュ公フィリップ…亡命してきたルイを快く受け容れて国内で保護する。
                  『善良公』の綽名の通り鷹揚で気前のいい、かっこいいおじさま。
 
シャロレ伯シャルル…ブルゴーニュ公フィリップの息子で、揺れる巻き毛の金髪と碧い瞳のイケメン。
               のちのシャルル『突進公』。ルイと対立し、事あるごとに衝突する。
               史実の彼は黒髪碧眼である。
               作中では黒髪碧眼のマーガレット・ステュアートとカブるせいか髪色が変えられている。
               容姿には恵まれているが性格に難がある青年として描かれる。
               例えるならば昔の少女漫画に出てくるヒロインのライバル的ポジションか。

シャロレ伯妃イザベル…シャルルの奥方。作中の登場時では妊娠中。
                 ルイに対しては非常に刺々しい態度をとるシャルルであるが
                 家族には優しいようだ。って妊娠してるんだから当たり前か。

フィリップ・ド・コミーヌ…ブルゴーニュ公に仕える外交官。
                 作中の登場時(1456年ごろ)は史実ではまだ10歳にもなっていないはず。
                 まあ小説だからね、ということで気楽に愉しみましょう。



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