ストーン・コールド・クレイジー・プラグリ一

孤立を深めていくギイに、とある貴族の影が忍び寄っていた。

(´ー`)「これはこれは王太子殿下、ご機嫌麗しゅう~」
(゚Д゚,,)「おや、ブノレボソ侯ではないか…どうした、何か用かね?」
(´ー`)「ええ、ちょっと殿下にお話が~」

ブノレボソ侯はいつもの如くの~んびりとした口調で、ギイに淡々と話しかけてきた。

(゚Д゚,,)「ふむぅ?話とは何だ?」
(´ー`)「…国王陛下におかれましては~、少々我々を蔑ろにしすぎだと思うのです~。
     そこで、陛下に覚えのめでたくない者同士で集まって~…」
(゚Д゚,,)「…叛乱か?」

ブノレボソ侯は首をゆっくりと横に振った。

(´ー`)「ノン、権利の請願のための『やむを得ぬ』武力行使です~」
(゚Д゚,,)「ふむ…」

それまであまり興味のなさそうな口調だったギイの表情が僅かに変わった。

(゚Д゚,,)「それなりに同盟者はいるんだろうな?」
(´ー`)「ハイ、勿論ですとも~」
(゚Д゚,,)「………………」

ギイはしばらく押し黙っていたが、ブノレボソ侯に向かって親指をグッと立てた。

Σd(゚Д゚,,)「参加キボンヌ」
(´ー`)「殿下ならばおわかりになると思っておりました~」

こうしてフラソス国王に対する叛乱の準備が、水面下で着々と進められた。
そしてすっかり準備を整えた叛乱者たちは、国王に対して挙兵した!…ものの…

(゚Д゚,,#)「国王陛下におかれては、 ま た 八゜リからお逃げあそばされたようだな」
(´ー`)「まあまあ、周りの都市に助けを求めて~、味方を増やして国王を追い詰めれば~…」

>シーーーーーーーーーーーーーーン…

(,,゚Д゚)「味方…来ないな……」
(;´ー`)「あ、あれれ~?」

>国王が軍隊を出動しますた

(,,゚Д゚)「味方マダー?」
(;´ー`)「…絶望的ですなぁ~」

>とり囲まれますた

(,,゚々。)「かゆ
           うま」
(;´ー`)「もはや袋の鼠となってしまいましたな~…こうなったら陛下と交渉するしか…」
Σ(゚Д゚,,;)「いやだ!あんな男に敗北を認めるのはわたしのプライドが許さん!」
(´ー`;)「でも~、状況は絶望的ですよ~?プライド云々は後にして~…」
(#,,゚Д゚)「ていうか、国内のお家騒動に軍を派遣する暇があるならその兵力をイソグラソドに向けんかいヘタレ親父がぁあ!!」
(;´ー`)(…首謀者が胸張って言えるような台詞じゃないですよ~…)

>国王の使者が手紙を持ってきますた

( ^ω^)「国王陛下は『王太子さえ謝罪すれば他の皆は助けてやる』と仰せですお」
(;,,゚Д゚)「いやだ!フランクファーターはいやだ!!」
(´ー`)「もちついてください、殿下~」
(;,,゚Д゚)「充分もちついている!とにかくこの条件はとてもじゃないが呑めん!!あのクズの下衆男に赦しを乞うなどできるかぁっ!!」
(´ー`)「…殿下、強情を張るといいことはございませんよ~」

ブノレボソ侯は、いやだいやだと喚くギイのみぞおちに一発パンチを叩き込んだ。
    。
(;,, Д );・゜:;「グボォッ!」

こうして彼の短い叛乱は終わったのであった。
フラソス王は『王太子ギイの周りに仕えていた人々は全員クビ』という厳しいお沙汰を下した。
自分に向かって頭を垂れるギイを、彼は勝ち誇った表情で見下していた。
ギイは怒りに燃えた眼差しでブノレボソ侯を睨みつけている。

(゚Д゚,,#)「おい、話が違うじゃないかブノレボソ侯…」
(´ー`;)「き、急用を思い出しましたので~、わたしは領地に引き取らせていただきます~」

そう言うやいなや、ブノレボソ侯ははぐれメタルもびっくりの勢いで逃げ出したのだった。

(゚Д゚,,#)「ゴルァァァアアアアアア!!!」



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