ある男の子の夏の日の思い出話
草原を走り回ってウサギを追いかけ
井戸から水を汲んできたり
それから、彼のおじいさんが
やさしい微笑みとまなざしを向けていた
ぼくたちがあのころに戻ることはむずかしいけれど
どんなに寒くて心細いときでも
あの暖かな思い出が燃え上がるんだ
灯油の明かりのそばで
トランプやドミノを配って
気晴らしにゲームを楽しんだ
ラジオを持って、ろうそくを頼りにして
夜闇に包まれた階段を上ったものだった
ぼくたちがあのころに戻ることはむずかしいけれど
どんなに寒くて心細いときでも
あの暖かな思い出が燃え上がるんだ
みがき抜かれた石造りのセピア色をした階段で
秘密めかした微笑みを浮かべながら
忘れていた思い出をよみがえらせる
きみと仲良く遊んだ日のことを思い出すよ
それから、彼のおじいさんが
やさしい微笑みとまなざしを向けていたことも
ぼくたちがあのころに戻ることはむずかしいけれど
スターカー・レーンでのあの暖かな思い出が燃え上がるんだ
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