こうしてかなり力ずくでアンヌとの結婚を勝ち取った国王ルイ12世。
ヽ|・∀・ |ノ「お待ちかねのハネムーンだよ、アンヌちゃ~ん♪」
( ‘ω‘)「国王陛下、今回におかれましては随分と力技を使っていらしたようで」
ヽ|・∀・ |ノ「君のためならどんな手でも厭わないよ、モナムール。
ということでアンヌちゃん!見晴らしのいいステキな城をゲットしたよ!
百花繚乱、様々な花が咲き乱れる古のケルトの遺跡がそびえるグレート・スポットさ」
( ‘ω‘)「まぁ、ケルトですって?」
ヽ|・∀・* |ノ「ケルトの流れを汲むブルターニュ生まれの君がきっと気に入るだろうと思ってね」
( *‘ω‘)「国王陛下、そんな素晴らしい城をわたくしのために…?」
ヽ|・∀・* |ノ「はっはっは、勿論きみにあげるためさ」
( *‘ω‘)「陛下…♪」
ヽ|・∀・* |ノ「陛下なんてよそよそしい言い方はおよし。気兼ねなくルイルイと呼んでくれて結構!」
( *‘ω‘)「ありがとう…ルイルイv」
ヽ|*・∀・* |ノ(はにかみながら綽名で呼んでくれるアンヌちゃん萌えぇぇええ!!)
( *‘ω‘)「あのね、ルイルイ…ついでと言ってはなんだけど…わたくし、欲しいものがあるの……」
ヽ|*・∀・* |ノ「ん~?なんだい、アンヌちゃん♪遠慮なくおっしゃい」
( *‘ω‘)「ブルターニュの支配権を取り戻させてくださいな。ルイルイはフランス全土を治める国王でしょ?
わたくしだって王妃としてあなたに釣り合うように、わたくし個人の領有地が欲しいのです。
以前接収されたブルターニュ公国を、もう一度わたくしの手に取り戻しとうございますの…
フランス全土を手にしているルイルイだもの、たかがブルターニュ半島ひとかけらくらい、ねぇ?」
ヽ|*・∀・* |ノ「もっ、もちろんさぁ!わたしとてそこまでケチな男ではないっ!それで君が喜ぶのなら、なんだって差し上げるよ♪」
( *‘ω‘)「まぁ♪とってもうれしゅうございますわ!」
ヽ|*・∀・* |ノ(ノリでとんでもない約束をしちゃった気がするけど、この華やかで眩しい笑顔が見られるなら…アンヌちゃん萌え萌え!!)
( ‘ω‘)(…ニヤリ)
こうしてうまいことルイ12世を操作したアンヌは、ブルターニュ公領を取り戻してしまいましたとさ。
でもって結婚後まもなく、アンヌ王妃ご懐妊。
ヾ|*・∀・* |ノシ「でかしたアンヌちゃん!!さすがはわたしの見込んだマイ・フェア・レディ!」
( *‘ω‘)「もうルイルイったら、調子のいいことばっかり言って」
ヽ|*・∀・* |ノ「男の子かな、女の子かな?うひー!wktkが止まらないぃ!」
1499年、長女・クロードが産まれた。
(*‘ω‘)「バブー」
ヽ|*´∀`* |ノ「おやおや、この子はアンヌちゃんによく似た可愛い顔をしているね」
( *‘ω‘)「あら、ルイルイにも似てるわよ」
Σヽ|*・∀・* |ノ「えっ、どこがどこが?!」
( *‘ω‘)「えーと、髪質とか」
ヽ|・∀・; |ノ「微妙…」
1510年、次女・ルネが産まれた。
(*・ω・)「オギャー」
( *‘ω‘)「見てみて、今度は目元がルイルイそっくりよ」
ヽ|*・∀・* |ノ「そうかなあ?でも全体的にはアンヌちゃんみたいな優しい雰囲気だね」
( *‘ω‘)「んー、わたくしが優しいかどうかは我ながら非常に疑問だわ」
ヽ|*・∀・* |ノ「なに言ってるんだい、わたしにはいつでも優しいじゃないか」
( *‘ω‘)「うふふ、だってあなたを 愛 し て る もの♪」
ヽ|*゚∀゚* |ノ(神様!わたしはきっと今この瞬間萌え死ねます!!)
さて、長女・クロードの結婚話がそろそろ持ち上がってきている宮廷内…
ヽ|・∀・ |ノ「ふむう。クロードの結婚相手は誰がいいかな…」
( ‘ω‘)「神聖ローマ皇帝のマクシミリアン陛下はどうかしら?」
ヽ|・∀・; |ノ「え~、マクシミリアン?」
マクシミリアン→(・∀・)はローマ王を経て神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世となっていた。
あのアンヌ強奪事件のあとにスフォルツァ家のビアンカと結婚していたものの、夫婦仲はあまり良くないままにビアンカが病没していたわけで…
( ‘ω‘)「最近奥様が亡くなられたそうよ?」
ヽ|・∀・; |ノ「冗談!あいつってわたしより年上だぞ?!あんな老いぼれに可愛いクロードはやれん!」
( ‘ω‘)「老いぼれなんて…あなたと3つしか違わないじゃないの」
ヽ|・∀・; |ノ「ドキ!」
( ‘ω‘)「四捨五入したら50歳のくせに」
ヽ|・∀・; |ノ「ギク!」
( ‘ω‘)「自分は若いつもりでも、世間では立派な老いぼれ扱いよ?」
ヽ|T∀T; |ノ「ア…アンヌちゃんのいぢわるー!!!」
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