告白!アン・ネヴィル!

(前提)
ヘンリー5世の孫でヘンリー6世の息子のプリンス・オブ・ウェールズのエドワード、テュークスベリーの戦いにて、エドワード4世の
弟の樽馬鹿野郎クラレンス公ジョージの軍勢にとっつかまって殺される。

エドワードの妻でプリンセス・オブ・ウェールズとなっていた『キング・メーカー』ウォリック伯リチャード・ネヴィルの次女アンは
未亡人になるが二人の仲はまだ婚約という段階であり、しかも婚約したものの半年も経たないうちにエドワードが戦死してしまう。

というわけでおそらくプリンス・オブ・ウェールズのエドワードと正式な「結婚」はしてないと思われる。
で、彼女の2番目の夫となるグロースター公リチャードとは幼い頃に一緒に居城で暮らした縁で面識があったらしい。

(前提ここまで)


当のリチャード(以下リッチー)は、父親のヨーク公リチャードと次兄のラトランド伯エドマンドをウェイクフィールドの戦いで
失っており、ウェイクフィールドで国王に代わってランカスター軍を指揮していたプリンス・オブ・ウェールズのエドワード…の母親
マルグリット・ダンジュー(ヘンリー6世妃。ヘンリー6世を復位させるためにがんばりまくった凄すぎる奥さんかつ肝っ玉母さん)
が嫌いなので、たぶんプリンス・オブ・ウェールズのエドワードに対してもそんなにいい印象は持ってなかっただろう。
むしろ『親の敵の息子が死んだぞ、ざまぁ!!!ジョージ兄ちゃんやったね!』くらいに思っていたかもしんない。

8歳の時に亡くした父親と兄の敵を、長兄エドワード4世について行動していた樽馬鹿野郎基本的にアホで頼りにならないすぐ上の兄
クラレンス公ジョージが討ってくれたということで、『ジョージ兄ちゃんもなかなかやるなぁ!!これからはエディ兄ちゃんの次くらいに
頼りにしてやんよ』と内心拍手喝采していたのではなかろうか。

まぁクラレンス公ジョージの最も輝いてた時期はこのテュークスベリーの戦いくらいのもんだけど。
こっから後は坂道を転げ落ちる雪玉のように下る一方つーか後先考えない行動が多すぎてマジバk...とその話は置いといて。

それで久々に会った幼なじみのアン・ネヴィルさん(4歳年下。テュークスベリーの戦い前後は14歳。リッチーは18歳。)が
やたらと可愛くて綺麗で美しい女の子になってたもんだからリッチーの胸のなかで昔の淡い恋が再燃とかね。あるあ…あるあるwww

そういうわけで、妄想を8割・史実を2割の割合でほぼ勢いのみでグロースター公リチャード(ヨーク朝イングランド王リチャード3世)の
とんでもなく太く短い生涯をなるべく簡潔に概観できるような読み物を書いてみることにしました。
ただ悪乗りやシモネタ全開なので、シェイクスピアリアンとリカーディアン双方を間違いなく怒らせる出来になっています。
ハチャメチャな展開やカオス展開でもいいよ!という方はこのままページを下にスクロールしてご覧くださいませ。
そんな展開許さん、許さんぞ!この手で八つ裂きにしてくれる!という方はブラウザバックでお戻りくださいませ。




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バーネットの戦いでウォリック伯リチャード・ネヴィルを討ち、テュークスベリーの戦いでヘンリー6世妃マルグリット・ダンジューと
プリンス・オブ・ウェールズのエドワード率いるランカスター軍を散々ぶちのめしたヨーク軍。
そのヨーク軍の指揮官としてヨーク朝イングランド国王エドワード4世の末弟であるグロースター公リチャードは有能な将軍として
手柄を立てた。そしてヨーク家の支配下に入ったロンドンで、リチャードはプリンセス・オブ・ウェールズとなっていたウォリック伯女
アン・ネヴィルと何年かぶりに再会したのだった。


(;`・д・´)「あっ…アンヌさ…いやいや!これはプリンセス・オブ・ウェールズ。ご機嫌うるわしゅう」

*(‘‘;)* 「っ…リッチーく……じゃない、グロースター公リチャード!
      ご機嫌うるわしゅうなんて白々しい挨拶聞きたくないわ。
      あなたの兄上のクラレンス公ジョージが私の夫を殺したのをもうお忘れになったの!?」

(;`・д・´)「え!いや、あれは…だってエドワードのやろ…じゃなかったプリンス・オブ・ウェールズのエドワードさんは
       僕…じゃない私の父と兄の敵の息子なんですよ!!今回の戦で父と兄の無念を晴らせたことを
       ぼ、私はどれだけ喜んだことかっ…」

*(‘‘;)* 「リッチーくん、ちがっ、グロースターこ…
      もう!まだるっこしい、昔呼び合ってたようにしゃべりましょ!このままじゃグダグダになって舌を噛んじゃいそう!」

(;`・д・´)「そうだね。あとついでに深呼吸して、話したいことを簡潔にまとめて落ち着こう!」


二人は大きく息を吸って吐くと、互いにしばらく見つめあってから話を切り出した。


(`・д・´)「で、何の話だったっけ?」

*(‘‘#)*「ばっくれんじゃないわよ。キソタマけとばすぞオラ」


プリンセス・オブ・ウェールズとは思えない言動でアン・ネヴィルは今にもリチャードの股間を蹴飛ばさんとするしぐさを取ったので、
グロースター公リチャードはコッドピースのあたりに両手を重ねて防御態勢を敷いた。


(;`・д・´)「やめてっ、キソタマは男の命だから!!マジつぶさんといて!」

*(‘‘#)*「あぁん?さっき何の話だったっけとか言ってばっくれたのはどこの誰よ?
      こちとら父上はおろか婚約者まで殺されて心痛120パーなんだからね!ふざけんのもいいかげんにしてよ!
      あんただってバーネットとテュークスベリーでばっちりがっつり戦ってたくせに!!!」

(`・д・´)「ネヴィルさんとエドワードさんを殺したのは僕じゃないもん!あの馬鹿兄ジョージがやったんだもん!」

*(‘‘;)*「初陣済ませたと思えない言動ktkr」


アン・ネヴィルは呆れたという表情で肩をすくめた。


(;`・д・´)「アンヌさんだって…さっき14歳の乙女と思えないようなこと言ったじゃん?
       14歳のお姫様がキソタマけとばすぞってドス利かせた声出すとかありえんし!」

*(‘‘#)*「あ、そう。じゃあそのコッドピースにしまいこんである陰嚢をわたくしの真白き足で踏みつぶしてさしあげますわホホホ!
      …とでも言っておけばよかったのね?」


アン・ネヴィルはスカートを少したくしあげて靴の踵を見せつけた。


((;`・д・´)「ちょwさりげにけとばすから踏みつぶすになっとるしwwwさっきより数百倍言い方がひどくなっとるじゃん!」

*(‘‘#)*「一緒に初夜すら過ごすことのかなわなかった我が夫を惨殺された恨み」

(;`・д・´)「踏みつぶすなら馬鹿兄のタマにしといて!頼むから!殺したのうちの馬鹿兄だから!」


本気で恐怖に震えながらもおそるおそるアン・ネヴィルの目を見つめるリチャード。
殺伐とした言動に反して、アンの目はなんとも暖かく優しげな光を帯びていた。


(`・д・´)「なぁんだ、アンヌさん怒ったふりしてるだけじゃね?」

*(‘‘#)*「怒ってますー!結婚式もハネムーンもまだだったのよぉ?
      半年たたずに先立たれた妻の怨みを思い知るがいいわ、反逆一族ヨーク公家のリチャードくん!!」


そう言うとアン・ネヴィルはリチャードの首を絞めにかかった。
あっと言う間にアンの白く細い指がリチャードの太い首すじにからみついたが、一向に力が入る気配がない。


(`・д・´)「てんでダメだね。本気で殺しにかかるなら、もっとギューッと頸動脈を絞めなきゃだめだよ?」

*(‘‘)* 「何言ってんのリッチーくん。私があなたを殺せるわけないじゃん!だいたいあなたの首ふっといのよ!
      昔はそんなんじゃなくて私でも絞め殺せそうなくらい華奢だったじゃない!」

(`・д・´)「変声期をとっくの昔に越えてアダムのリンゴが出っ張ってきたんだから首太くもなりますー!
      つーかさっきまで怨みとか敵とか言っといて人のことを「首ふっと!」ってなんなのさ。やっぱアンヌさん怒ってなくね?」

*(‘‘)* 「…うん。こんな悲しい事があった後でも、リッチーくんに久しぶりに会えて嬉しいなって思ってるもん。
     おかしいよね、エドワードさんが死んだのに…私、変かな?」

(`・д・´)「別に…おかしくないんじゃない?だってさ、時々会うくらいで一緒に寝てもないんでしょ」

*(‘‘)* 「まーね。ていうかリッチーくん直球ね!寝てもないんでしょ、とくるとは思わなかったぁ」

(`・д・´)「じゃあもっと突っ込んだこと聞いていいかな」

*(‘‘)*「汚いチソコ以外ならバシバシ突っ込んでよし」


またアン・ネヴィルのプリンセス・オブ・ウェールズと思えぬフランクすぎる言動が炸裂し、リチャードはやれやれとため息をつく。


(;`・д・´)「妙齢のご婦人が大声でチソコとかキソタマっていうのはやめなさい、頼むから」

*(‘‘)*「じゃあ息子とか若駒って言えばおk?」

(;`・д・´)つ「…セウト」

*(‘‘)*「メイド・オブ・フレッシュなランスって言えばいいの?」

(;`・д・´)「もう!さっきからアンヌさんったら、僕をからかってるでしょ。わざと下品な言葉を使うのは深窓の貴婦人のならいじゃありません!」

*(‘‘)*「ふぅ~ん」


アン・ネヴィルは形のよい唇の端を持ち上げ、にたりと笑ってみせた。
子供っぽさを残したまぶしい美貌のアンはなにやら思惑ありげな視線をリチャードに送る。


(;`・д・´)「あのね。もう何にも考えずに日暮れまで遊び呆けてればよかった子供のころじゃないんだから」

*(‘‘)*「ふぅん」


アン・ネヴィルはニヤニヤしている…
アン・ネヴィルはいたずらっぽい微笑を浮かべてリチャードの目を見つめている!

[コマンド?]

りっちー Lv.18
ぐろーすたーこうしゃく
じょうたい・どきどき

エアたたかう
   ぼうぎょ
   じゅもん
   どうぐ
   にげる


(`・д・´;)(たたかう?それとも、大人しそうな顔してるけどまた怒らせてタマを蹴られそうだしぼうぎょするか?
       うーんと、どうぐは……駄目だ、やくそうとどくけしそうしか持ってないや!)


リチャードはあせっている!アン・ネヴィルはニヤニヤしながらリチャードに近づいてきた!
アン・ネヴィルはリチャードをじーっと見つめている…


*(‘‘)*「リッチーくん?」

(`・д・´;))「はっ、はひぃ!」

*(#´ `)*「そのふくらんでる下品なチソコを隠しなさいよ。じゃないともぐわよ?」

Σ(´゚Д゚`|||)「え……えぇーっ!!」


顔から血の気が一気に引いたリチャードはあわててなぜか血のめぐりが良くなっている股間を隠した!
しかしアン・ネヴィルにまわりこまれた!


*(#´ `)*「私が未亡人になったからってなに鼻の下のばしてるわけ?
       こっちはエドワードさんを あ ん た の馬鹿兄貴に殺されたばっかなんだからね?そこんとこわかってんの、あ゛ぁん?」

(´゚Д゚`|||)「ちがっ…、このチソコはそういうこと考えてふくらんだわけじゃないから!
       気付いたらこいつが勝手にこんなことになってたの!妙な勘違いしないでよアンヌさんっ」

*(#´ `)*「ほう、あんたの頭で考えてることとは別にチソコが勝手な行動をした、と。
      言い訳すんのもいい加減にせぇよこのアホンダラ!本気でそのきったねぇキノコもぐぞオラァ!」


アン・ネヴィルはリチャードの股間をつかもうとした!リチャードはひらりと攻撃をかわした!


(´゚Д゚`|||)「ちょっ!アンヌさん目が据わってるっ、ひょっとしてマジでもぐつもりなん!?」

*(#´ `)q「てめぇのチソコくらいてめぇで管理しやがれ、このチソコ野郎!チソカス野郎!
       大切なことだから2度言わせてもらったわ!もがれたくなかったらとっととひっこめろ!」

(´゚Д゚`|||)(『リッチーくん』→『チソカス野郎』に一気に格下げされたーっ!)


アン・ネヴィルはドスの効いたダミ声を作ってリチャードに威しをかけた!リチャードはまごまごしている…


(´゚Д゚`|||)「でもでも、一度ふくらんだモノはそう簡単には戻りませんプリンセス・オブ・ウェールズ!」

*(#´ `)*「こんのグロースターのチソコ野郎…すぐ戻せ、気合いで戻せ!!蹴飛ばして踏みつぶすぞオラ」

(´゚Д゚`|||)「いやーっ!僕女の子になっちゃう~!後生ですから勘弁してくださいっプリンセスぅ!」


リチャードは頭を押さえ、空いた手で股間を抱えて身を守った!


*(#´ `)*「オラァ!とっとと戻せや粗チソ野郎!」

(´゚Д゚`#)「っ…、言ったなこのクソアマ!僕のは粗末じゃないやい!」


アン・ネヴィルとリチャードは下品な言葉炸裂の口げんかを始めた!


(´゚Д゚`#)「だいたい君は昔っからいつもいっつも僕を馬鹿にしてー!僕のほうが年上でお兄さんなんだから
        もっと尊敬して敬語とか使って話しなさい!だいたいなんですかさっきから女の子がチソコだのもぐだの
        粗チソだのって、貴婦人の自覚があるんならもっとお上品な言葉遣いをしなさい!」

*(#´ `)*「っせーよ粗末なチソコのグロースター野郎。とっととここから帰れよ」

(´゚Д゚`#)「ママはあなたをそんな子に育てた覚えはありませんよ!」

*(#´ `)*「ふってぇ声の男が女の声色作ってんじゃねぇよ、きめぇw
      だいたい私はママにあんたと一緒に育てられた覚えはあっても、あんたに育てられた覚えなんざひとっ欠片もありませんよぉ?」


リチャードは、はっとして口をつぐんだ。


(´゚Д゚`;)「いや、そりゃ確かにそうだけどさ…」

*(#´ `)*「だ け ど、何?なんか言いたい事があるんならはっきりおっしゃい」

(`・д・´;)「あのね。僕は小さい頃に君のママから、君と一緒に遊びに行く時は君をよ~く監督しとくようにって
       いうふうに頼まれてたのは知ってたかい?」

*(‘‘)*「はぁ?」

(`・д・´;)「君のママがね。『アンはイザベラと違っておてんば姫だから、もしリッチーくんがあの子と遊ぶ時は、
       わたしの代わりによ~くあの子を見ておいてちょうだいね』って言ってたんだよ」

*(;‘‘)*「えぇ?お…ontembaarひめぇ?なによそれ、聞きなれない言葉だけどフラマン語?」

(`・д・´;)「ん。平たく言うと『男勝りな子で何をするかわかんないからよく監督しとけ』って」

*(#´ `)*「ふぅーん、私が男勝りねぇ。そう言うあんたはチソコがあるんだかないんだかわかんない女の腐ったような男のくせに!
      どうせあんた彼女いない歴=年齢でしょ!この先使うかどうかわかんない粗チソなんて私がもいであげる。ほら出しなさい」

(`・д・´;)「誰が出すかこのヘチャムクレ!」


リチャードは何度目かの股間防御の態勢をとった!
それを見たアン・ネヴィルは忌々しげに地面にタンを吐き捨てた!


*(#´ `)*「か~っ、ペッ!あんたみたいなヘタレでもチソコは大切なのねぇ~」

Σ(´゚Д゚`;)(男勝り通り越して中味が完全におっさんになってるーっ!これじゃいくら見た目が綺麗でも彼氏の一人もできそうにないよ!)

*(#‘‘)*「チソコの件はまぁいいわ。ヘチャムクレってなによ」

(`・д・´;)「ヘチャムクレはヘチャムクレだよ!
       いくら見た目が綺麗でも、行動と中味がおっさんじゃ君に彼氏なんて一生無理だろうね!!」

*(##゚ ゚)* ピキピキ


アン・ネヴィルの額にみるみるうちに青筋が浮かんできた…




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