や ら な い か (4)

(^ω^゚0)「なんだ、普通にああいうやりとりもできるじゃないですかお」

(^∀^゚0)「リッチーはやればできる子だからな。間が悪いけど」

(0゚^ω^)「ともあれ、これでようやくお楽しみが…」


アン・ネヴィルはリチャードの額にくちづけを返したが、その美しい緑灰色の目はなお訝しげな光を帯びていた。


*(´ `)*「…で、子供たちは今どこで育ててんの?」

(´・д・`;)「えっとね、ジョンとキャサリンの母親は僕の侍女をしてる子で…どっちが引きとるかっていう話になったときに
       僕のところで育てたほうがいいだろうってことになって、そのままこっちの手元に引きとってるんだ。
       でもリチャードは母方のご家族に、どうしても自分たちの手元で育てたいって頼まれたからむこうに預けてるの…」

*(´ `)*「ふぅん。リッチーくん、養育費はちゃんと送ってやってるんでしょうね?」

(`・д・´;)「当たり前じゃん!育てられないぶん、生活には困らないようにって毎月むこうに送ってるよ」

*(´ `)*「…よかった。預けっぱなしで養育費は1ペニーも送ってませんとかぬかしたら、リッチーくんをこの場で半殺しにするとこだったわ」

Σ(`・д・´;)「僕はそこまで甲斐性なしじゃないよ!」

*(´ `)*「わかってるわよ。カマかけてみただけ」


アンはリチャードの頭を優しくなでた。


(`・д・´;)「アンヌさん、さっき僕のこと信じてるって言ってたじゃん?信じてるならどうしてカマをかけるのさ…」

*(´ `)*「さっきのは私を愛してるかどうかについて。
     今のはリッチーくんが責任をとれるだけの器があるか、そういう意味で信頼できるかどうかの問題なわけ」

(´・д・`;)「はぁ…」

*(´ `)*「だって、この後やることやったら子供ができちゃうわけじゃん?」

(´・д・`;)「そうですね。あの子も侍女もあれよあれよという間におなかが大きくなりました」

*(´ `)*「その時、あんたの気持ちはどうだったわけ」

(´・д・`;)「…『ちょwwww』って感じ」

(^∀^゚(^ω^゚(^ω^゚0)(あるあるwwwwwwww)


リチャードの返答にアンはしばらく押し黙った。


(´・д・`;)「まず母上とエディ兄ちゃんにどうしようって相談して、それからむこうのご家族にも伝えてね。
       最初は慌てたけど、流石に2度目3度目となるとある程度の覚悟も固まった…かな」

+d(^∀^゚0)


エドワード4世はそういうことなら任せとけ!と言わんばかりの満面の笑みをアンに向けた。
しかしアンは押し黙ったまま、返事をためらっているようだった。

(´・д・`;)「…アンヌさん?」

*( ' `)づ)д・`)


アン・ネヴィルは返事の代わりにリチャードの頬に拳をぐりぐりと押しつけた。


)д・`;)「なにすんだよぉ」

*(´ `)*「…たぶんこれからはあんたの城に住むことになるんだろうけど、ジョンくんとキャサリンちゃんに
     きちんと私のことを言っておきなさいよね。あとその侍女とやらにも話をつけておきたいんだけど」

(´・д・`)「…ん、わかったよ。アンヌさんの話は僕のほうから伝えておくから」

*(#' `)*「そうじゃなくて。私はあんた抜きで侍女に話をつけたいわけ。わかる?
      子供たちの母親の名前を教えなさい。城に行ったら速攻で話し合いするから」

(´・д・`;)「は、はい!あのね、名前は…」


リチャードはアンにこそこそと耳打ちした。


(0゚^ω^)っ/凵⌒☆チンチン

(^∀^゚(^ω^゚0)「本番まだぁ~?」


待ちくたびれた様子のエドワード4世と愉快な貴族たちは杯やつまみの入っていた器をマドラーで叩き始めた。


(`・-・´;)(督促!?)


部屋の明かりを見てみると、既に蝋燭の長さは半分まで減っていた。


(`・д・´;)「うぇっ、もうこんな時間!?このままじゃ夜明けになっちゃうよ」

(^∀^゚0)「だから早くしろって言ってんじゃんwオーナイロンになっちゃうぞwwww」


リチャードはさっとアンを抱き寄せて困り顔で話しかけた。


(´・д・`;)「…待たせてごめん、アンヌさん。今からでもいい?」

*(‘‘)*「ん」


アンは黙ってうなずき、リチャードの肩に頭をもたせかけた。
リチャードはそっとアンの頬を両手ですくい上げるようにして包みこむと、鼻先が当たるくらいまで顔を近づけた。


(`・ー・´*)「…アンヌさん、もし怖いならさっきみたいにほっぺにしても」

*(´ `)σ「たかだか侍女を相手にしたくらいでアドバンテージ取ったつもりぃ?あんたみたいなのを素人童貞っていうの知ってる?」

)゚Д゚´;))「ど、ど、ど、ど、童貞ちゃうわ!」


悪ノリ、悪ふざけ、勘違いなどで言っている可能性を考慮してもアンの発言はリチャードのプライドを傷つけるに足るものだった。
リチャードの眉尻がみるみるうちに下がっていく。


(´゚Д゚`;)「……………」


リチャードは絶句したまま、へなへなとアンにもたれかかった。


(´‐Д‐`;)「……アンヌさん」

*(‘‘)*「うん?」

(´‐д‐`;)「もうちょっとさ、可愛げのある物言いはできないの?」

*(‘‘)*「例えばどんな?」

(´‐Д‐`;)ゞ「うーん。例えばって言われると難しいんだけど、ひねくれたことばっかり言わないで僕を素直に信頼してほしいっていうか…。
        なんたって神様の前で一生を誓いあったわけだし」

*(;´ `)*「私にもたれかかっときながら『僕を頼れ』って言われても困るんだけど?」

ヾ(´・Д‐`;)「あ、いや…物理的なことじゃなくて精神的な意味でね?」

*(‘‘)*「?」

(´・д・`;)「だいたい、アンヌさんにとっては初めてのことなんだからもうちょっと不安げにしてるのが自然な流れなんじゃないの」


リチャードの発言に、アンは黙ったまま目を細めてにやりと笑んだ。




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